着物の着付け用語「お太鼓」とは
着物の着付け用語「お太鼓」とは女帯の結び方の一種で、結び上げたときに背中に出る部分をお太鼓と呼び、現代では最も広く用いられている一般的な帯結びとなっています。
扱いやすく初心者にも手軽に結べる方法なので、覚えておくと重宝します。
ヒップラインを隠すようにもできるので、幅広い年代がより綺麗に着物を着ることができる万能な方法です。
フォーマルな場所に一番よく使われいますので、迷った時にもおすすめのとなっています。
二重太鼓や一重太鼓などの種類があるほか、太鼓の上に花や花びらをつくる変わり結びと呼ばれる華やかな結び方もありますので、社交パーティーではやや地味感がでてしまうケースや老けてみえる場合などには変わり結びで着物を飾るのもよいでしょう。
太鼓のかわり結びは豪華すぎないので、ミセスにもおすすめです。
着物の世界では二重太鼓が一番格式が高いとされていますので、シーンに合わせて使い分けるようにするようにして下さい。
着物の着付けに重要とされている垂れの特徴
着物の着付けを上手に行うためには、垂れについて知っておくことも大切だと言えます。
これは、女性の帯のお太鼓にするほうの丈の部分です。
お太鼓結びにする人は非常に多いのですが、これが落ちてしまうと帯が崩れてしまったりだらしない印象になってしまったりするという問題があります。
美しく着物を着こなしたいと考えるのであれば、落ちないように丁寧に着付けを行うことが大切だと言えるでしょう。
帯が短すぎる場合や手先の上から輪が出ていない場合などに、これが落ちてきやすくなります。
長さに余裕のある帯を用いたり、丁寧に行うことで手先の上からしっかりと輪がでるようにすることで帯が崩れるリスクが低くなるでしょう。
垂れが落ちること以外にも、極端に長かったり短かったりすることも見栄えの悪さに繋がるので注意が必要です。
背後で行うので綺麗にできているかどうか確認しづらい部分ではありますが、鏡を活用したり人に見てもらったりして綺麗に仕上げるようにしてください。